母が急死して(くも膜下出血でした)残された認知症の父をどうするかで、毎週のように実家に通っていた時の話。
ある日、お昼を食べに高速のPAに寄って、外のテーブルで食べようとしたら、人懐っこい猫さん、やっと横耳時代を過ぎた辺り、が私にも頂戴、とばかりにテーブルに跳び乗って来たのです。
人間のご飯を食わせるわけにもいかないので、売店でちくわを買って与えたら、すぐにかじり始めたのでした。
PAの人に聞いたら、春先に、五匹の仔猫が捨てられてて、ご飯貰って生き延びていたうちの一匹とのこと。あまりのかわいさに妻娘が連れ帰りたがったのですが、当然、猫さんを連れ帰る準備なんかはありません。
次に来る時に準備を整えてお迎えしようと言ったのです。娘が言うには、「こんなに可愛い仔だよ。次に来るまでに拾われちゃうよ。」私はこう言いました。「うちに来る運命の仔なら必ず再会してお迎えできるはず。」だって。
二週間後、段ボールとバスタオルを積み込んで件のPAに寄ったら。テーブルには居なかったのですが、売店の裏を覗いたら、覚えていてくれたのか、一声鳴いて寄って来る仔猫さんが。運命の仔だったようです。
実家に連れ帰って(嫌がってましたが)シャワーを浴びせて、1時間後にはすっかり寛いで飼われている猫さんの顔付きになったのでした。
それから10数年、最後まで面倒見るつもりだったのですが、私の方にガンが見つかって手術して、脳幹出血で死にかかって。平均寿命的にはどっちが最後を看取ることになるのか、微妙になって来ました。
0 件のコメント:
コメントを投稿